Community-based Management

Date: Wed, 5 Dec 2007 12:07:52 +0900
 今、Pew Fellow Program of Marine Conservation 2007Annual Meetingからの機上です。【】私も晴れてPewFamily(彼らの表現)の一員として歓迎されました。これは18年ほど前から毎年5人ずつFellowを選んでいるようで、Daniel PaulyやAmanda Vincent(ともにBritischColumbia大)など著名な海洋保護思想家がいます。今年は5人でしたが 北極海先住民のTraditional Knowledgeやフィリピンの事例、それに私の知床の漁業など、伝統漁業と保全の調和を重視しているのに驚きました。数年前に採択された人々の最終報告もありましたが、そちらはイルカの保全
など【】の活動が中心でした(どちらも大切です)。選ぶ人は古くからの幹部でしたが、アメリカの有力な保護活動の中心でも、確実に変化が起きていると感じます。皆がMPA(海洋保護区)やEBM(生態系に基づく管理)を語りながら、順応的管理はほとんど議論されませんでした。
 私の知床の話は日露交流と千島への公園拡張を視野に入れている点で、とても面白いと会う人ごとに歓迎されました。彼らにとっても斬新だったのでしょう(根室のジャーナリストのおかげです)
 というわけで、CBMは着実に世界の潮流になりつつあると思います。