航空会社マイレージ取得の自粛とは?

 「居酒屋タクシー」は公務員だから問題になった。しかし、この公務員は労働基準法が適用されず、終電もなくなるまで実際に過労死するほど働いている。私は経験がないが、そんなに悪いこととは思わない。それによってタクシー会社が利権を得ているわけではない。それを問題視するならば、彼ら公務員の残業過多をなくすべきだ。国は滅ぶかもしれないが、マスコミ(と居酒屋タクシーに怒る国民)は歓迎するだろう。
 前に、職場から夜中の2時にメールをよこした役人がいた。ご苦労さん、過労死しないようにと返事を書いた。
 今度は公務出張でためたマイルの取得と使用の自粛が指示され始めている。たしかに、公務でためたマイルを個人で使うのは変だろう。しかし、マイルを取得せずに飛行機を予約するのは結構難しい。

(ある省庁で出された通知)公費により航空機に搭乗した際のマイレージ取得・使用の自粛について
平成20年6月13日
大臣官房会計課
公費により航空機に搭乗した際のマイレージの取得・使用に関しては、国民の信頼の確保の観点から、当面の間、下記の措置を識ずることとするので、周知いたします。なお、公費によるマイレージについて、公費節減の観点から公務出張等に関しどのような取り扱いができるか、内閣官房に設置された検討チームにおいて別途検討することとなっており、その結果については改めて連絡いたします。

1.職員(当省職員全員とする。以下同じ。)は、公費により航空機に搭乗した際のマイレ一ジの取得を自粛するものとする。
2.職員は、過去に公費により取得したマイレージの使用を自粛するものとする。
 しかし、オンライン航空券の発注にはマイレージ会員登録が必要なためオンライン航空券を発注するとポイントが付与される。マイレージ取得を制限する方法は現在のところない

 簡単なのは、公費出張でためたマイルを使って次の出張の航空券をただで買うことだ。そうすれば税金を有効に利用できる。しかし、上記の方法だと、かえって税金の無駄遣いになるだろう。