3.8 「オホーツク生態系保全・日露協力シンポジウム」開催のお知らせ

 本題です。直前ですいません、3月8日札幌にて日露生態系保全専門家会合が開かれます。http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/sy_090308.html
正式な承諾が直前まで下りないロシアとの会合が実現したのは、ひとえに大泰司紀之さん(岩波新書『知床・北方四島』』の共著者)の熱意、それを支えた漁業資源の日露共同管理にための研究者の共同作業を望んだ知床漁民の力、それに関係省庁の行動力だと思います。
 関心ある皆さんのご参加を歓迎します。
「オホーツク生態系保全・日露協力シンポジウム」開催のお知らせ
平成21年2月26日

 オホーツク海をはじめとする日本とロシアの隣接地域には、豊かな生態系がありますが、近年、温暖化の影響により流氷が急激に減少するなどの変化が生じています。この豊かな生態系の保全及びその持続可能な利用を確保するためには、本だけで対応することはできず、隣接するロシアとの協力が急務となっており、昨年から日露の専門家間で問題意識の共有と具体的な協力の方向性に関する議論を重ねてきました。このような専門家間の議論を踏まえ、昨年7月の北海道洞爺湖サミットの際の日露首脳会談において、両首脳は、この分野での具体的な協力の方向性を示した政府間協力プログラムがまとまったことを歓迎し、今後、この重要な分野での協力を具体的に進めていくことで一致したところです。
 以上の日露両首脳間の合意を踏まえ、今般、外務省と環境省は、日露双方の第一線の研究者により、オホーツク海における温暖化による流氷の減少や魚類・鳥類・海獣類等の生態系の現状に関する議論を行い、今後の協力のさらなる進展につなげることを目的として、以下のとおり北海道札幌市で「オホーツク海生態系保全・日露協力シンポジウム」を開催することとしましたので、ご案内します。

<開催日時・場所>
 3月8日(日曜日) 9時00分〜17時30分
 (ランチブレーク・コーヒーブレークあり)

<開催場所>
 場所:札幌プリンスホテル(国際館パミール 6階「美瑛」)
 (札幌市中央区南2条西11丁目 地下鉄東西線西11丁目駅下車 2番出口より徒歩2分)

<参加方法>
 入場無料(事前申込不要)
 (ただし、人数が定員に達した場合には、お席を用意できないこともありますので、あらかじめご了承下さい。)

<プログラムの概要(予定)>(日露同時通訳)
時間 内容
9時00分 主催者挨拶
<主催・後援>
主催:外務省・環境省
後援:北海道

本件シンポジウムに関するお問い合わせ先:
外務省欧州局ロシア課 室谷
電話 03-5501-8000(内線5265)
ファックス 03-5501-8299

環境省自然環境局自然環境計画課 上野
電話 03-3581-3351(内線6477)
ファックス 03-3591-3228