青森県の野生キノコのセシウムが基準値を超えた--これはフクシマのせいか?

Date: Wed, 21 Nov 2012 20:18:41 +0900
以下の記事です。【野生キノコ、セシウムに泣く 10県で出荷制限】
http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY201211190537.html
http://www.pref.aomori.lg.jp/life/shoku/hosyano_top_H24new.html
 【】なぜCs-134は不検出なのか?3.11以前から【Cs-137が】高かったわけではないのか?
Date: Wed, 21 Nov 2012 22:29:30 +0900
 おっしゃるとおり、「なぜCs-134は不検出なのか?」という点から、【】青森のキノコのCs-137は福島事故由来のものではないかもしれない。福島事故由来の放射性セシウムはCs-134の値が高い【はずです】。Cs-134は崩壊が早いので、【フクシマ】以前のものはCs-134が検出されない。
 下記論文によれば、事故に関係なく、そのようなキノコがとれても不思議ではない。事故以前(1989と1990に採集)からも国内ではCs-137が100-500 Bq/kg乾燥重量のキノコが多かった。
 【この出典は】おそらく以下の論文と思われます。
S.Yoshida and Muramatsu.:Accumulation of radiocesium in basidiomycetes collected from Japanese forest. J.Radioanal.Nucl.Chem. 157:197-205(1994)
 【】下記に著者自身による解説があります。http://www.mycology-jp.org/~msj7/_userdata/Vol37/Number1/37-1-25.PDF
 となると、100Bq/kgのキノコを規制するならば、福島原発が原因とはいえなくなります。そもそも、昔からそのようなキノコはあったし、それを食べ続けていたはずです。
Date: Wed, 21 Nov 2012 22:43:20 +0900
 青森産きのこの濃度は乾燥重量【でなく、おそらく湿重量】で計るはずです。となると乾燥重量ではその5倍程度ということになるでしょう。しかし、これも福島事故以前からあってもおかしくない程度でしょう。【また、近くに生えていても、キノコによって濃度はばらつきがあるようです】