Date: Tue, 29 Jan 2013 19:12:44 +0900
株式会社イーグレット・オフィスが農林水産省「平成24年度 鳥獣被害対策優良活動表彰」の生産局長賞(団体の部)に選ばれたそうです。http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/saigai/130129_1.html
滋賀県カワウ対策事業(いわゆるシャープシューティング)が評価されたものと思います。
おめでとうございます。水産課をはじめとする滋賀県の方々のご尽力のたまものです。
これに安んぜず、気を引き締めて、さらなる成功を目指しましょう!
Date: Wed, 30 Jan 2013 11:54:23 +0900
滋賀県カワウ対策事業は、空気銃を用いた大量捕獲を行っており、いわゆるシャープシューティングの最先端事例と言えるでしょう。【】
当初、カワウ対策も捕獲という手段の是非、科学的根拠の欠如が議論されました。
生態学会自由集会(松田は参加せず)http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/57/T12
松田の意見htmlhttp://d.hatena.ne.jp/hymatsuda/20101028
2011年11月に琵琶湖博物館が開催したシンポジウムで、だいぶ論点が絞られたと思います。
今後、十分に減らした後で、あるいはさらなら減少が見込めなくなった場合に、また論争が起きる可能性はあります。しかし、いったん減らすべきであり、かなり減らすことができているというのが、上記登壇者の共通認識【だったと思います】。
ヤクシカの議論がどうなるかはまだわかりませんが、来月のWGで議論することになるでしょう。知床世界遺産でのエゾシカ密度操作実験とともに、滋賀県のカワウ対策事業も、参考になると思います。
とくに注目すべきは(これは私がかかわる前のことですが)、成果が上がらなかったために、2008年にいったん捕獲を中止し、2009年からシャープシューティング主体に変更していることです。事業は効果が上がらなければ続ける意味がありません。そのことを県水産課が真摯に受け止めたプロセスも【上記リンク先から】垣間見えるでしょう。