ゼニガタアザラシ問題

Tue, 11 Feb 2014 13:58:52 +0900
 【試験捕獲の政策決定の上で】もっとも重要なのは過去の自然増加率です。1983〜1997年の個体数調査から年率5.16%としました。この間に混獲があれ ば、もっと高いでしょう。また、そもそも自然増加率には不確実性がありますが、それは考慮していません。
 現在の個体数は451頭【】またはその1.8倍【】とおいています。451頭の場合【】、毎年 40頭ずつとる場合、250頭まで減るのは5−9年後でしょう。その1.8倍の場合【】、17-33年後になります。【】個体 数をモニタリングし、減った時点で捕獲圧を弱めねばなりません。 30頭しかとらない場合、【個体数が1.8倍で毎年30頭ずつの捕獲】なら減らない可能性もありま す。
 以前より混獲が多い場合、それも採捕数に加えるべきでしょう。ただし、以前の混獲数がわからないと、現在の混獲数すべてを捕獲数から引き算してもうまくいかない可能性があります。個体数調査を続けながら、【目標頭数】に減るまでは40頭ずつ採り続けるのが合理的だと私は思います。
 【】すでに来期も取らないとすでに決まっているようです。私はまったく意見を言う機会がなく、蚊帳の外ですので、【】外部から の意見のみにとどめます。【環境省の】皆様の意思決定の責任を負うのはごめんこうむります。*1

*1:以上は私の研究室の劉菲さんの修士論文を参考にしました