知床科学委員会での議論 シマフクロウ問題

Date: Sat, 12 Jul 2014 18:37:32 +0900 (JST)
科学委員会 関係各位
 11日科学委員会終了後に行われたシマフクロウ自主勉強会は、大変実り多いものでした。
 なぜ、これが、環境省が位置付ける行事にできなかったこと、また座長自身が呼びかけていただけなかったことは、大変残念です。
 当日、科学委員会からは大泰司座長、梶陸上生態系WG座長、中村AP座長ほか3名の委員が自主的に参加いただきました。シマフクロウの長期モニタリングが2月突然科学委員会の長期評価モリングの評価項目に選定されるに及び、科学委員会とシマフクロウ保護増殖検討会の合同会議が必要と申したにもかかわらず、しかも今回、科学委員会が知床現地に集まる年に一度の機会であると数か月前から提案し、シマフクロウ増殖部会が自主的に集まる事態にもかかわらず、そのような勉強会が環境省によって組織されなかったことは大変残念です。おかげさまで、科学委員会とシマフクロウ増殖検討会の自主的な会合により、「知床世界遺産地域では、短期的には実現不可能だが、長期的には自然繁殖可能な生息地として、現状の生息個体数を維持する」ことに異論がないこと、登録地域外において、餌付けなど世界遺産近隣地域のシマフクロウの見せ方」について評価を議論すべき点について議論しました。