御用学者を求めているのは、権力の側だけではない

ダイオキシン対策としてのごみ処理の広域化、巨大化は疑問である。小規模でもダイオキシン対策は可能である。ダイオキシン対策はそれほどあわてる必要がない。なぜならば、母乳によるダイオキシン類によるリスクは経年的に減少している。ごみ焼却炉に対しては通常の現境対策と燃焼管理を行うことが先決である、ということを主張しました。ダイオキシンでがんが起きる、奇形児が生まれる、死亡率が高いなどといわれていましたから、この論堕記事は驚きで迎えられ、市民団体からたくさん抗議文や脅迫状をいただきました(笑)。一番最初に電話で頂いた感想は、「あなた勇気あるね」でした。」(中西準子20004「環境リスク学日本評論社P56) 市民団体は自分の主張に合わない科学者の言説に対して政府以上に厳しく抗議する。この風潮は今も変わらないと思います。