4/26東大「新しい資源管理」シンポジウムお礼

2018年4月28日 11:34
皆さん 以下は当日の写真と意見です。【】
 MSYで管理目標を決めると聞いて,目標を当事者の手を離れて決めると警戒していましたが,良朗さんのご意見もそうではないと理解しました。その場合,漁業者だけの意見を聞くとまずいという意見は【他の方】も仰っていたと思います。私は漁業者以外も加えて合意すると申したつもりです。下記に申した通り,捕鯨WWFジャパンは対話宣言を出しました。水産庁が対話をせずに,残念ながら商業捕鯨再開は実現していません。が,水産庁もトドの管理方針転換のときにはWWFジャパンを招きました。成熟した環境団体は必要なStakeholderだと思います。
6月2日の環境団体行事【も】海を重視していると思います。
Facebook:100名以上の多様な参加者に恵まれ,大いに手ごたえがありました。MSYという言葉を使うかどうかではなく,大事なのはその中身です。【】ご意見を私なりに解釈すれば,管理目標としてのMSYは生物学的概念というよりは人間が決めるものである。それには非漁業者も含めた社会合意が必要で,最後に決めるのは水産庁であるという議論になりました。科学者だけでは決まらないという点は,最後に【】主張されていたと思います。
水産庁にデモに押し掛ける方までいらしていただいて,水産庁の方が講演する水研企画の行事を楽しんでいただいたようで,新たな流れを感じました。今回企画した女性たちのやり方は,水産学者と彼らを御用学者と揶揄する人々とのガチンコの言い争い(昨日も場外で少しありましたが)とは違うように思いました。 懇親会でお知らせしましたが,6月2日に早稲田大学で,環境団体主催の「生物多様性基本法制定10年シンポジウム:レッドリストと種の保存」でも講演します。6月の行事でも海が特に重視されていると思いました。主催者がお知らせを公開したら改めて紹介します。 MSY目標は結局は科学だけでなく人間が決めるとすれば,そこには漁業者だけでなく,成熟した環境団体も是非加わっていただきたい。私が2002年の捕鯨の対話宣言をWWFジャパンに【】出していただいた路線を,魚の管理で実現させたいと思います。
Facebook:本日,大気海洋研行事の懇親会で乾杯の発声を拝命。今回企画した2人の女性が水研で偉くなっていただけば,日本の水産資源管理は明るいというようなことを申しました。