洋上風力発電所に伴う環境影響評価について

■洋上風力発電所に伴う環境影響について

  • 洋上風力発電機による漁礁効果が期待され、漁業者にもプラスの効果があると考える。蝟集効果だけでなく生産力も向上する可能性がある。
  • 風力発電施設がある区域は、漁業者にとっては自主的保護区ができるとも考えられる。

■自然環境に係るマトリックスについて

  • 自然要素だけでなく、漁業関係者との合意形成を図る項目も考慮すべきである。
  • 漁業資源への影響を対象とせずとも、漁業関係者への説明ができるような項目を検討すべき。
  • 欧州での事例以上に、項目を絞り込むことは難しいと考える。

■沿岸と沖合の区分について

  • 風力施設の区分については、水深を考慮する必要がある。例えば、水深20m以深は沖合にしても良い。
  • 沖合5kmというのは、ほとんどが共同漁業権の設定がない範囲なので、遠すぎると感じる。洋上風力を推進するのであれば、離岸距離をもっと短いものも重視する必要がある。

■モニタリングについて

  • 試験的に事業を進める必要がある。モニタリングを義務づけ、仮にマイナスの影響があったとしても報告する仕組みを作る必要がある。