11/26-28 JST異分野融合ワークショップ「生態学と経済学の融合」

Date: Wed, 21 Sep 2005 09:39:28 +1200
○○様 何人かのかたには去年も協力いただきましたが、下記のようなワークショップを企画しています。昨日の実行委員会で、末尾のようなプログラム案ができました。皆様には、これらのテーマについて話題提供をお願いしたいと思います。テーマの順番と上記お名前の順が対応します。それぞれについて、経済(社会)学者からも話題提供者がいます。
 GMでお願いする○○さんには、ご自身が参加いただければほかのテーマの議論も含めて最善ですが、どなたが生態学者・農学者で日本の農業政策にもGMリスクにも意見を持っている方がいましたら紹介いただければ幸いです。
よろしくご検討のほど、お願いします。

JST異分野融合ワークショップ「生態学と経済学の融合」趣  旨  書
コーディネーター(早稲田大学政治経済学部 助教授)栗 山 浩 一
ワークショップの目的と趣旨 社会経済システムと生態システムの間には相互作用が存在する。生態系から得られる様々な環境サービスの恩恵が存在しなければ、人間社会は経済活動を維持することはできない。一方で、経済の発展によって大規模な開発が急速に進み、世界的に深刻な生態系破壊が進展している。こうした、生態系と社会経済の間には密接な相互作用が存在するにも関わらず、これまで生態学と経済学は、それぞれを意識することなく独立して研究が進められてきた。その結果、生態学と経済学はそれぞれの専門分野の中で高度に発展を遂げたが、一方では両者の間で会話が成立できないほどの断絶が生まれてしまった。
 今日、地球環境問題が深刻化する中、生態学と経済学においても新たな分野が登場した。生態学では人間活動を含めた保全生態学や、生物多様性保護の問題が新たな分野として台頭し、経済学においては、環境経済学エコロジー経済学などの新しい分野が出現している。これらは、生態学や経済学の枠組みの内部での動きであり、両者の枠組みを超えるものではない。だが、地球環境問題という緊急の課題に答えるためには、従来の生態学と経済学の枠組みを超えた、新しい分析の枠組みが必要とされているのではなかろうか。
 本ワークショップでは、生態学者と経済学者をはじめとする異分野の研究者が議論を交わすことで、人間活動と生態系との包括的な把握を基盤とする新たな分析の枠組みを具体化していくためには何が必要なのかを議論したい。
2005年9月20日
JST異分野融合ワークショップ第一回委員会 議事録案(松田一部加筆)
1.委員および事務局
委員

2.日程等について
日程:11月26日(土)13時〜28日(月)12時(昼食後、解散)
場所:大仁ホテル(静岡県、伊豆)
〒 410-2322 静岡県伊豆の国市吉田1178 0558-76-1111 0558-76-1860
3.プログラム構成案(話題提供一人20分。その後討論)

  • テーマ1 人は協力的か(1)  信頼感
  • テーマ2 人は協力的か(2) 熱帯林
  • テーマ3 人は協力的か(3) 合意形成
  • テーマ4 環境の価値は評価できるか(1) 知床過剰利用問題
  • テーマ5 環境の価値は評価できるか(2) 二次的自然
  • テーマ6 環境の価値は評価できるか(2) 不確実性、GM