Date: Tue, 28 Feb 2006 22:22:12 +0900
【○○新聞 ○○様】
自然科学の世界では、情報源(出典)は明記するのが原則です。ですから、情報提供者を秘匿して記事にするという報道倫理はすぐには理解できないところがありました。しかし、情報源を公にできる情報だけでは真実を解き明かせないことがあるのはわかります。学術論文を審査する際には、校閲者名は原則として匿名であり、著者が校閲に異を唱えても、その名前を教えることはありません。これはあらゆる権威に抗して公正な審査を行うために必要なことだと認識しています。
ですから、今回の民主党永田議員の「ガセネタメール」についても、情報源を秘すという行為は最初は理解できました。けれども、【】誤った情報を提供した場合にも情報源を秘匿するというのは理解できません。まして、この提供者自身の自作自演のメールであったと報道されているのですから、提供者もだまされていたとは言えないと思います。
だまされた民主党が軽率であることは明白ですが、騙したほうにも責任があるはずです。それを民主党が追及しないことも、報道各紙が指摘しないことも、私には理解できません。
嘘の情報を提供した場合でも情報源を秘匿するという根拠があるのでしたら、教えてください。*1