アイスランドの商業捕鯨再開について

Date: Mon, 23 Oct 2006 10:32:26 +0900
【最近国際捕鯨委員会IWCに復帰したアイスランドが、2003年から行っていた調査捕鯨から新たに商業捕鯨を再開し、ミンククジラと(シロ?)ナガスクジラを捕獲した。BBCニュースでは捕鯨は倫理的に問題であると報道されたという指摘を受けて】
 シロナガスクジラを獲ったらたいへんです! ナガスクジラでしょう。
 ミンククジラはIUCNの絶滅危惧種ではありません。ただし、ワシントン条約CITESでは大型鯨類を一括して付属書1に載せています。(肉で輸出入すればわからないという理由ですが、現在ではDNAのtraceabilityが鯨肉では敏感で【】す!)
 ナガスクジラは、IUCNが絶滅危惧種に挙げています。だから1頭も取れないとはいえませんが、これにはIWC科学委員会でも異論があるでしょう。
 いずれにしても、(少なくともミンククジラについては)すでに科学的には持続可能な捕鯨ができることはわかっているということでしょう。ですから、【反捕鯨派は倫理問題に論点を移したのでしょう。捕鯨に反対してその理由を変えるやり方は】初めにダムありきで目的を時代によって変えるのと同じです。