2006年国際捕鯨委員会について

Date: Fri, 16 Jun 2006 16:50:51 -0400

30対33、棄権1で、秘密投票【を増やすという】議案は日本案却下となりました。

 そうですか。それなら、他の議題でもまだ過半数は難しいでしょう。記名投票で日本に同調するのは、かなり大変ですから。【途上国が日本と米国のどちらに気遣うかは自明です。】
Date: Sun, 18 Jun 2006 19:41:19 +0100
無事、レイキャビクに着きました。今度は海が壊れる説のRansom Myers教授が主催する会議です。
Date: Mon, 19 Jun 2006 17:16:43 +0100

昨日はJARPA、JARPNの説明を日本側が行い、サンマの棒受漁の現場にミンククジラが現れて食いまくる映像を使い、「漁業との競合云々」を説明してました。

 おぉ、この映像取れたのですか。ということは、頻繁に起きているのですね。私は、クジラを漁業と競合するから獲れとはいいません。ご存知と思いますが。
 20年前に自分たちがやっていた【捕鯨】を自分が改めるのはよいとして、それを続ける人を非難し、やめさせるのはなぜでしょうか。 魚食もその一つ。 もちろんそれで資源が枯渇し、多様性が不可逆的に失われるなら批判するのもよいでしょうが、 マグロを全く獲るなとか、絶滅危惧種でもないミンククジラを獲るなと言うのは、 よく理解できませんね。
 せっかく順応的管理の先駆例を科学委員会が考えたのに、それを実施しないから、IWCは機能も権威も失ってしまいました。私は日本が脱退することを薦めています。脱退しても、すぐに捕鯨を再開しなければ、米国も制裁を発動しないでしょう。