エゾシカWGへの書簡

Date: Wed, 28 Dec 2005 23:10:25 +0900 (JST)
エゾシカWG委員、および関係各位
松田です事前協議資料ありがとうございました。質問と意見を述べます.【】
2)P1「密度操作実験」を行う必要性で科学委員会で合意し,さらに「最も条件がよいのが「○○」地域」という合意が科学的に得られるならば,シカWGとしてはそれを第1案として提案すべきだと思います。それを受けて、「運動参加者も含めた十分な合意形成」に努めるべきです。反対されるから提案しないという態度は、科学的に誤ったメッセジを社会に与えると思います。
 その後の対応票を見る限り問題ないと思いますが、この表どおりならば第1,2候補は順に「○○」「△△」になると思います。ただし、以下の点が疑問です。
A)「○」印の地域で、「繰り返せば」本当に大量捕獲が可能なのか。知床岬はどんな柵を設けるかにもよりますが、夏の間に船で運んで設置できれば,それほど費用はかからないと思いました。また、半減どころか、激減も可能であると思いました。
B)モニタリングを巻き狩りで行うか,航空機か,ライトセンサスかではかなり精度が違うと思います。(巻き狩りは毎年行うのですか?)全数はわかっていないですよね?ライトセンサスで本当に密度が半減(あるいは○%減少)とわかるのでしょうか?それは年何回、何箇所で実施するのですか?1回1箇所では極めて疑問だと思います。
 これらの疑問が現実ならば,「知床岬」のほうが少なくとも「△△」よりはずっと有効だと思います。予算と労力は何とか考えないといけませんね。知床岬は計算屋の松田だけが本気にしているようでは,できません。「△△」にする場合、くれぐれもデータがきちんと出る見通しをつけてください。3)法面対策と同時に行うことに賛成です。むしろ、放置区域でも法面対策を実施すればよいでしょう。
取り急ぎ よいお年を