排出権取引の公正さ

Date: Tue, 31 Jul 2007 21:43:14 +0900
そういえば、福井県立大の環境経済学者、岡敏弘さんに会ったときに、あまり排出権取引は褒めないほうがよいようなことを言っていました。【】たしか、排出権取引制度自体の公正性への疑問と、日本においては取引がほとんど排出量削減効果がないことを問題にしていたと思います。
Date: Thu, 2 Aug 2007 23:41:40 +0900
経済産業省京都議定書目標達成計画」見直しの合同会合2007年7月6日
岡敏弘・山口光恒(2007)EU排出権取引制度(EUETS) の研究http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g70717a12j.pdf
日引聡・大塚直(2007)岡敏弘・山口光恒コメントhttp://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g70726a05j.pdf
【上記資料紹介】、ありがとうございました。私が岡さんに聞いた時には、漁業におけるITQ(譲渡可能個別割当量制度)の議論と同様に、排出権の初期配分の衡平性が問題になっていたのだと記憶しています。上記の反論では一見した限りでは衡平性が全く触れられていないようですが、それも含めて、こちらでも検討してみます。
 日本の話ではなく、欧州の問題なのですね。それなら英語で議論したほうがよさそうです。