外国人招待講演者の学会参加費と食費:日米事情比較

Date: Fri, 1 Feb 2008 10:49:45 +0900
 食事代や学会参加費が支給されないかもしれないという点で、○教授にはご迷惑をおかけします。
 日当と言う概念は米国にありますか? ないと思います。食費などの実費を払い戻すことは普通ですが、領収書が求められることがあります*1。日本の日当や宿泊費は領収書が要りません。日当は少ないと思われるかもしれませんが、宿泊費が多めにでています(外国のホテルなら足りないが、日本のビジネスホテルなら妥当な額です)。これも習慣の違いですね。
 たしかに、これも日本の予算の不透明な使い道と言えるかもしれません。しかし、それほど大きな金額ではありませんし、実際にはNYに出張したときなど足が出ることもあります(事前にそう念を押されました。以前、政府からの出張依頼で国連本部で話したとき、本当に大幅に足が出ました)。公式には、これが今の日本のやり方です。
 学会参加費が科研費などででないとすれば、確かに不便ですね。以前は、我々自身の参加費も自弁でした。学会活動は研究者の業務ではなく、趣味だと認識されていたのでしょう。今は大学の予算(個人配分)から出せます。
 他のアジアに招待されたときには、飲食や土産、観光など完璧な接待を受けることがあります。ポケットマネーかもしれません。だとすれば、我々もそうすべきなのでしょう。もちろんある程度はしていますが、とても彼らには及びません。

*1:1日65ドル以下ならば領収書不要との情報あり。日本では2500円程度の日当だから、日本のほうが規制が緩い