機中の映画

Date: Tue, 22 Mar 2011 14:37:06 +0100
 キャセイパシフィックで香港からパリに行く機内で、【昨年9月公開の】「海猿3Last Message」を視ました。洋上巨大天然ガス田が台風と事故で被災し、最後はわざと沈没させて救助するという、【福島原発事故最中に】身につまされる話でした。
 この話でも1500億(ドル?)というプラントと、逃げ遅れた5人の命のどちらが大切かという議論がありました(もちろん人命優先)。
 原発というのは、人を避難させて放置することは、長期にわたる影響が大きすぎ、さらに放射能が広域に拡散する恐れがある。そして、被曝の影響は、命がけの救出劇と質が違う。死にそうな人を命がけで助けることはよくあります。が、人が全部避難した後でも、命がけで事故処理に向かわねばならない原発という装置は、改めて、本当に厄介だと思いました。