安心と不浄と差別はしばしば一体

Date: Thu, 24 Nov 2011 08:55:07 +0900
モンスターかどうかは、その要求のやり方によります。
食材の出先のTransparancyを明確にする動きは徐々に広がりつつあります。しかし、全部できる人は誰もいないでしょう。
 その方のことは存じません。他の人よりずっと自分の食材の出先を調べている人だとして、自分の規律を他人に「押し付ける」としたら、反発を招く可能性はあるでしょう。自分の規律を勧めることは私もしますが、押し付けるのはやめた方がよい。あくまでも、理を説き、相手の「選択の自由」に委ねることです。
 逆に、その必要を全否定して控えめな要求を誹謗しているとすれば、それもおかしいでしょう。
 放射線リスクについて、それほど神経質になる必要はない。むしろ低度の汚染食品を「食べて被災者を支援しよう」と私は言いました。しかし同時に、「心配される方はどうぞ避けてください」ともいいました。
 私は、捕鯨の町太地に外国人が来て「(イルカを食べる君たちは)Dirtyだ!」と叫ぶのは自分の価値観を他人に押し付けるモンスターだと思います。本当に絶滅危惧種ならともかく、多くのイルカはそうではない。しかし、世界の反捕鯨派の喝さいを浴びていることでしょう。
 安心と不浄と差別は(しばしば)一体のものです。