私の講義の質疑応答

2005・4・27投書 環境影響評価学 受講者各位 第1週の分です。ごめんなさい。
まだ名簿が未完成ですが,現時点でわかる範囲のアドレスに送ります。
以下は質疑と、TAまたは私からの回答(それぞれ■■と★★の後)です。私が確認済み。このように進めて行きます。次回からは感想は記さず、質問のみTAと私で返答します。プリントをもらっていない人は明日配布します。 【中略】
Q&A

  • 予測及び評価結果において「回避又は低減できるものと判断しました」とよく記されいるが、ここでの低減とはどの程度のものを推定していっているのか。(前年度の講義も受講しています。)■■回避、低減というキーワードは独立して使われるものではなく、回避、最小化、低減措置をとってそれでも残る(避けられない)影響については、代償措置をとるという意味である■■
  • 環境および生態の勉強をしていて、実際に社会に対し、提言できる、関わっていくことができるようになるためには、評価手法が必要不可欠だと思いました。講義でできる限り学んでいきたいです。
  • 今後の授業、中池見の湿地でのトンボ。猛禽類の話が楽しみだと思った。愛知万博の問題について、今後見て勉強しようと思った。
  • 環境影響評価について聞いたことはあったが、内容までは全くわからないので、これからの講義が楽しみです。なるべくやさしめでお願いします。
  • 万博の環境影響評価に携わっていた方だとは知りませんでした。現在行われている最も大きなイベントの話が聞けるのは楽しみです。配布プリントの字が小さいのは良いのですが、つぶれているのは読めないのでやめて欲しいです。★★あれ(マトリックス)は縮小でなく、もとのHPですね。ごめんなさい★★
  • 生態学を学部で勉強してきました。学部にはない、より実践的な講義で今後も楽しみです。遷移の概念を影響評価にどの様に取り入れていくかに興味を持ちました。■■いずれ講義で説明する予定である■■
  • 環境影響評価がどの様な視点、スケールで評価を行うのか、またどの様な流れで進むのかが分かり、マクロなものの見方につながるのではないかと考える。
  • 自分自身で環境影響評価を評価できる力をつけたいのですが、きちんと学んだことはありません。細かいところまではしょらずに教えていって頂けるととてもうれしいです。
  • 環境影響評価についての質問が2点あります。①誰のためのアセスメントか、人間か、環境(この定義も自然?生態系?などあいまいな気がします)か。愛知万博のような公共性の高い事業は関係者が多く民意も反映されやすいように思いますが、一般の事業の場合経済活動をさしおいて環境を優先する決断があり得るのでしょうか。②市民の役割が大きい(パブコ×2回によって計画変更あり)のですが、市民に感情論でない落としどころを見極め、専門家の見解を適切に理解する能力が果たして十分にあるのか。これも、愛知万博のように着目度が高いケース以外を想定した場合の疑問です。個人的には生態系保護派なので非常に気になります。■■①については環境影響評価法について、目的・定義・国等の責務について確認してみよう(ネット上ですぐ確認できる)。②能力があるかというよりも、私ならどうするという視点で考えてみよう。環境影響評価法(あるいは条例)という手続きの中で、きちんとした合意形成はできるのか?できないとすれば手続き上どこが問題なのか?どこを改善すれば可能か?■■
  • パブリックコメントでどれくらい計画が変わるのか。先生がおっしゃっていたオオタカのような人気のある?ような動物にパブリックコメントはひっぱられやすいと思います。ひっぱられないようにするのが科学者の役目ということでしょうか。★★はい。そう思っています★★
  • 環境という数値化しつらい部分もあるものをどう区別し評価するか、存分に聞いていきたいと思います。
  • 環境影響評価は、横浜市などでも行われていると聞いた。ただ、やはり成功させるのは難しく、特に事業所などの場合難しいと聞いた。万博の場合は、国が主体のためそういう点では、少し違ったのかなと感じた。☆■■横浜市の環境影響評価については、下記のサイトを参照されたい。http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/asesu現在縦覧中の案件もあり、横浜市役所に行けば閲覧できる。■■
  • 実際の事例をもとにしての講義ということなのですごく期待しています。評価に数学的(数理的)なものがどれだけ使われているか(もしかすると使われていない?)ということが聞けると個人的には嬉しいです。☆■■いずれ講義で説明する予定である■■
  • とてもおもしろそうだと思った。環境評価というのが、ただ環境を守るためのものではないとわかった。きちんとした評価がされた上で、事業が成功しなければならない。また、環境影響評価にあたって本当に必要なことをどのように考えて行くかを学んでいけると思った。
  • 質問もしやすい雰囲気で良かったです。次回からが楽しみです。
  • 愛知万博にも環境問題にも興味があるので楽しみ。
  • 2005年日本国際博覧会については、学部生時代の卒論テーマ等とも関連のある話題。非常に興味がある話題だったため、頑張ってついていきたいと思いました。
  • 環境影響評価について全く無知なのでよく復習して頑張りたいです。☆■■環境影響評価について知らないなら調べてみよう。簡単に読めるものとしては、1.環境アセスメント、原科幸彦著、放送大学教育振興会、1996年、2,780円2.環境アセスメント、島津康男著、NHKブックス、1996年、780円3.環境アセスメント読本 市民による活用術、柳憲一郎・浦郷昭子著、ぎょうせい、2002年、2,000円■■
  • 難しそうながらもおもしろそうです。自分なりに頑張りますのでよろしくお願いします。

 さて、私の公開書簡サイトも参考にしてほしい。コメント投稿も歓迎する。