COEフェロー(ポスドク)の出張扱いについて

2005.6.1午前中
 【事務の】○○さん、お知らせいただいてありがとうございます。 事務手続き上さまざまな制約があるところ、日ごろからそれらを克服してフェローの研究活動に便宜を図っていただき、感謝しています。けれども、下記*1のおしらせについて、もう少し説明いただければ幸いです。
 リーダーからの先日のメールにもありましたように、リーダーには常にメンバーの研究環境を整えるよう、ご尽力いただき、感謝しています。
 昨日の○○さんの下記の説明によれば、科研費の代表者(COEフェローにとってたいへん名誉なことです)でも、科研費の業務での出張は欠勤扱いになるということでした。*2
 学振【】に今電話で問い合わせましたが、欠勤扱いになるものには科研費として、旅費を支給することはできないとのことでした。つまり、欠勤しても科研費での旅費支給ができないことになります。私としては、当然、COEフェローとしての雇用実態があるものとして、科研費の応募資格が国から公式に与えられ、実際に採択された人がいるのだと思います。COEフェローに科研費応募資格【】が与えられたのは、本学COEでの実例に即して設けられた措置だと理解しています。
 また、せっかく先方からCOE関係の共同研究等の相談、講演依頼などがあった場合でも、下記の条件では断らざるを得ない場合が多々想定されてしまいます。これはCOE拠点としての活動にも支障を与える恐れがあります。さまざまな事務手続き上の制約があることは覚悟していますが、【】お手数ですが、その理由について、もう少し説明いただければ幸いです。
 私としては、COEフェローの方に大いに活躍していただきたいものですから、たとえ先方負担での出張、講演などの依頼がフェローに対してあった場合、先方負担や他の予算による主張が不可能な場合、出来る限りCOE予算によりそれをかなえるようにしたいと思います。これは国立大学法人全体の予算から見れば損なことだと思いますが、【】やむを得ません。フェローの活躍はこのCOEの最大の成果となりますから、その成果を挙げる機会を失うことは、COEの損失です。
 もちろん、COEフェローの方のCOEの成果に貢献する出張、野外調査については、今後も奨励すべきだと思います。【】今後はCOE予算のみから,出来る限り捻出したいと思います。
 科研費代表者資格の例でもわかるように、実例を積み重ねることが制度を勝ち取る道です。COEフェローの皆さんには、今後とも、よそからどんどん声がかかるように活躍してください。不自由な制度になって、結局実際に不自由がなかったという情けない事態にならないよう、ますますの活躍に期待しています。

*1:概要=前回のお知らせの通り、COEフェローはCOE に関する研究に従事すること以外の業務は欠勤扱いとなります。科研費の旅費、日当、宿泊費の請求をしてください。また、依頼出張を受ける場合も、横浜国大COE業務は欠勤となります。

*2:注)その後、リーダーの更なる努力により、COEに関係するものに限り、他の予算でも出張が認められることになった。