不合理な学振特別研究員の研究費削減

学術振興会の特別研究員(postdoc、博士課程DC)の研究費が、例年に比べて、今年は軒並み大幅に削減されているらしい。
 研究費がなければ、研究はできない。学振のPD、DCはほかの競争的資金を受けることはできないから、一律削減はそのまま研究活動そのものに差し支える。何の予告もなく、例年よりも大幅に削減して、どうやって研究しろというつもりなのだろうか。
 図らずも、我がCOEフェローの方が研究費を多く支給できることになった。給料は安くても、自立した研究者として、学振とできるだけ同じ研究条件をと考えていたが、その意味では学振よりもよくなった。
 受け入れ教員などと共同研究していれば、受け入れ教員が予算の面倒を見るかもしれない。しかし、それでは自立した研究者として、自分独自の研究課題で採択された意味が薄れる恐れがある。また、今後の学振PDが、資金の多い研究者のもとに集中する恐れも出てくるだろう。それは、本来の学振PDの趣旨とは異なるはずだ。
 ほかの競争的資金への応募を解禁するならば、まだ理解できる
 あるいは、給与を研究費に回すことも考えられる。この場合、課税金額の修正が事前に問い合わされたそうだが、そのときは研究予算は知らされていなかったという。PDにとっては、研究予算の大幅減額は、寝耳に水のことだっただろう。