オオカミ再導入について

Date: Fri, 21 Oct 2005 17:45:11 +0900
○○さま 正直言って、オオカミ導入には当分賛成できません。しかし、外来種だからという理由ではありません。共存するのがたいへんだということに尽きます。【人身被害は狂犬病などを除けばほとんどないといいますが、】自分で入れたオオカミが人を襲うかもしれないときに、それと共存の道を説くのは、今の私の想像を絶することです。本来オオカミはいたのだといっても、被害を受けた人を前にして、納得させる自信はありません。【】
 自分の頭で考えたことが何をもたらすか、科学者の一言が社会を大混乱に陥れることには、いまだに躊躇します。私もすでにかなり多くの「大胆な」提案をしているほうだとは思いますが、今のところ、不作為責任よりひどい状態をもたらしているという不安は、科学的信念より大きくはありません。
 函館郊外にいるヒグマの管理も、イエローストーンとは全く違います。しかし、あらかじめいるのと、いったんいなくなったのでは、大きく違います。