12.21知床科学委員会への書簡

Date: Thu, 22 Dec 2005 13:44:24 +0900 (JST)
皆様 松田裕之です
 昨日の海域ワーキンググループ(WG)で、サケ科魚類管理計画をどのWGで議論するかの仕分けが議論されました。【】海域WGを公開で開くかどうかも議論されました。私としては、河川WGやシカWGと異なり、現時点では非公開で行うほうがよいと思います。【】海域WGは漁業の自主管理の行方が焦点になります。説明責任は行政だけでなく、市民にもあると私は常々主張していますが、IUCNの指摘により海域管理問題に巻き込まれた形の漁業者が「自主的に保護レベルを強化し、持続可能な漁業を行っている」ことを示す説明責任を負わされた中で、いきなり彼らに公開の場で意見を述べろというのは、あまりにも酷であると私は思います。彼らには、自前の科学者を雇って事前に助言を受けた上で発言する機会は今のところありません。むしろ、非公開のWGで科学者と意見交換し、彼らの公的な主張をまとめていく作業が必要だと思います。【】○○座長と事務方には記者会見の場を別に設けるご足労をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。