保全生態学 「生物科学」誌での議論

Date: Wed, 4 Jan 2006 12:47:17 +1200
皆様 生物科学に下記の拙稿を載せました。工藤さんからそれに対する反論が生物科学56(4)に載っています。他の方からもご意見がありましたらお願いします。
●松田裕之 (2005) 保全生態学における価値判断. 生物科学56:222-227.
 自然保護の方法を究める保全生態学という分野が発展してきたために,生態学者は生態現象を理解するだけでなく,自然保護のあり方を問う価値判断に踏み込む機会が増えてきた.けれども価値判断自身は科学ではなく,科学的命題と価値判断の違いをわきまえる必要がある.この訓練は,まだ多くの生態学者には欠けていて,ようやくその必要性が自覚されだしたばかりである.キーワード:自然保護,持続可能性,人間中心主義,日本生態学会,合意形成
 これは、2004年8月の生態学会釧路大会でのシンポジウム「生態学会の目指すところ」での議論を踏まえたものです。その際に行われたメールでの議論は私なりにまとめています。*1

*1:岩手大学の國崎貴嗣さんからご意見をメールで頂きました。掲載のお許しいただいたので、別のサイトに掲載させていただきます。以後、掲載可というご意見を頂いた場合、同じサイトに掲載します。』