サンマ漁業の選別機撤去問題

Date: Thu, 23 Mar 2006 11:23:58 +0900
○○さん ○○さん c○○さん
先ほど、○○さんから北海道新聞、【水産経済新聞のサンマ漁業者が選別機を撤去するという】の記事(2006年01月30日付)をfaxいただきました。ありがとうございます。初めて知りました。
 しかし、大量貧乏になって選別機を撤去するというのはよくわかりません。小型魚も持ち帰るほうが高値になる?
 いずれにせよ、【今まで選別機に反対していた加工流通業界】には朗報だと思います。

全さんま、イワシ分離機撤去へ 全さんま(保田鋼男会長)は、今夏のサンマ漁から所属する棒受網船に搭載しているイワシ分離機を全面撤去する。昨年の大型魚偏重による浜値の暴落、加工・流通業者の要望など情勢を踏まえ、魚価回復に向けた打開策として決めた。
 イワシ分離機をめぐっては、加工業者などが生鮮用の大型魚偏重の水揚げとなる一因として「価格下落、余剰在庫を招く」「加工用、エサ用の中小型魚が不足する」などと指摘、全面撤去を求めていた。

Date: Wed, 5 Apr 2006 09:12:23 +0900
○○さま c○○さま
【サンマ漁業者】が選別機を撤去した理由がよくわかりませんが、もちろん、世論もあったのでしょうが、それなりに資源減少に危機感をもち、小型魚を捨てずに保護する姿勢と理解しました。そうだとすれば、それはよいことです。 
 TACの余剰分以上は外国船は取れない(北方領土はしりませんが)と思います。もはやサンマは日韓台共通の食文化のようですね。管理は難しくなりますが,それはよいことです。今のうちに、国際管理の枠組みを作ったほうが良いのでしょう。早くしないと、皆が既得権を主張して、管理できなくなります。今まで、日本は国際管理にいつも受身でしたが,本来は主導権をとるべきものです。そうでなくては漁業国とはいえません。
 サンマは豊漁期には値崩れするほどいますから、日本が独占する必要はありません。低水準期にも、資源管理して魚価が上がれば、漁業者はそれなりにやっていける魚種だと思っています。