マーカ利用選抜と遺伝子組換え作物

Date: Mon, 2 Oct 2006 19:49:53 +0900
○○さん c○○先生
ご無沙汰しています。
J. Rifkinが添付【遺伝子組換え作物はすでに時代遅れであり、マーカ利用選抜(MAS)という安全な育種技術が取って代わるだろう】のようなことを言っているそうです。
このMASという技術はGMと根本的に違うのですか?なぜグリーンピースGMに反対なのに、MASに賛成なのですか?
○○さんに紹介いただいた記事ですが、まったく知識が遅れていてわかりません。
 何か、わかる資料がありましたらご教示ください。

Date: Tue, 3 Oct 2006 11:47:28 +0900
○○さん
 早速の丁寧なご説明、ありがとうございました。
・原理的には従来型の育種と同じ  交配が可能な同属の種間 or 品種間の場合のみ
 なるほど。だからグリーンピースは好意的なのか。
・MASとGMは原理の異なる技術であり, どちらかが古くなり,もう一方に取って代わられるという性質のものではない
 よくわかりました。両者の技術が結合したら、グリーンピースにとってはより「恐ろしい」技術になることでしょう。”Beyond Beef"の著者として知っているRifkinは有能なジャーナリストだと思いますが、GM批判に拍車をかけるため、ちょっと政治的に振舞ったのでしょう。