学会の未来と学問の未来

Date: Mon, 13 Nov 2006 08:49:41 +0900
○○さん ありがとうございます。
今度【】、 生態学会の未来についても率直にご意見いただければ幸いです。生態学会保全や管理が社会的に(体制側にではないが)重視されるようになって、ムカシよりずっと大きくなりました。同時に、あなたをはじめとして、学問的な水準は昔よりあがっていると思います。○○の審査でも、まばゆいばかり。しかし、保護団体と変わらないような発表も確かに増えた。それを嫌って学会を出て行く人がいるが、これがわからない。
 自分の学問レベルは自分で維持すればよいので、水準の低い人が学会にいるからいやだというものではない。生態学が社会的に重視されるのは歓迎すべきことだ(学問全体が国家思想に動員される状況は文科省基本計画を見てもたしかに増えているので、注意すべきだが*1)。 
 やる気のある若手がよいシンポジウムや自由集会を企画していけば、おのずと学問の魅力は広がり、会員の意識も変わると思います。他方で、保全運動や管理実践などの担い手にも生態学会でしか聞かせられない辛口の意見を言う機会も、あってよいと私は思います。
 差し支えなければ、今度オフラインで率直なご意見をお聞かせください。
Date: Mon, 13 Nov 2006 09:46:35 +0900
【】もちろん、学会の未来よりも、学問の未来を考えてください。学会がそのために不便を強いるのであれば、それは我々の世代が改めるべきことです。