核心地域 死体回収についての意見

Date: Thu, 12 Jul 2007 20:22:55 +0900 (JST)
エゾシカWG委員各位 関係機関各位
 【知床岬で鹿の死体を放置することになるとの見通しに対して、他地域で苦労して回収している猟友会員から不満が出ているという】件については、猟友会などに対しては、「知床岬では放置するほうが生態学的に望ましいことが、知床科学委員会(鹿WG)の一致した見解である」と説明するしかないと思います。その点で、他の地域と違うということを説明し、法令は後者に対して作られたものであり、知床岬のような状況を想定したものではないと説明すればよいでしょう。
 知床岬に対して既存の法令をどう運用するか(あるいは法令そのものを改定するか)は環境省の裁量であり、今回はそれをしなかったということです。生態学的判断以外の何かの要素を考慮したということでしょう。
 1年経過した後で、改めて議論するしかないと思います。
松田裕之