Date: Sat, 17 Nov 2007 13:16:10 +0900 (JST)
15−16日は準備ありがとうございました。人数は120人程度でしたか?行政説明会は30人+20人程度いて、率直な議論ができて、たいへんよかったです。
可猟区は鹿児島県の下記サイトにありますね。
http://www.pref.kagoshima.jp/sangyo-rodo/rinsui/shinrin/syuryo/shuryokaikin.html
薄い黄色の部分があるのですが、これは可猟区なのでしょうか?
いよいよ、特定計画づくりに向けて動き出すことを期待します。
生態リスクCOE公開掲示板http://bbs.eco-risk-coe.jp/に説明会報告を書きました。
「3 ヤクシカ管理 屋久島現地報告会」ご参考まで。
・・・翌16日午前中には行政関係者説明会を開きました。町、県、環境省林野庁、猟友会、保護団体(屋久島まるごと保全協会)など多彩なかたに出席いただき、上記管理案の紹介とともに、以下の点を強調しました。
- 私は北海道エゾシカ保護管理計画、知床世界遺産委員として北海道のエゾシカにかかわっているが、屋久島とのかかわりの違いは、北海道と知床では行政から委任された委員であるのに対し、屋久島では環境省から研究予算をいただいたが地元保護団体の顧問である。管理計画を実施するには、行政の主体的関与が必須である。
- ヤクシカ管理の合意形成の枠組みとしては、知床世界遺産とおなじ協議会・科学委員会を作るか、特定鳥獣保護管理計画を作るかだが、後者は必須である。前者は環境省、後者は県が呼び掛け主体となるだろう。
- 3年間の環境省予算で基礎調査はほぼ終了しており、シカ密度の増減のモニタリング体制、全島民の4割からの回答を得たアンケート調査も実施済みである。予算が切れた今年は地元市民が手弁当でシカ密度調査を続けている。これと捕獲地域別性別の捕獲統計があれば、シカ管理は可能である。