Date: Sat, 7 Jul 2007 05:53:53 +0900
今、我々のグローバルCOEでは国連ミレニアム生態系評価(IPCCの生物多様性条約CBD版のような科学委員会報告書、日本人は皆無に近い)の日本版を作ろう(わがCOEの公約、2010年CBD名古屋締約国会議の取り組みとの連動)としています。
その際に問題なのが、2050年の日本の人口の「空間分布」だと議論しています。生物多様性国家戦略では中山間地を守れというが、とても全部は無理。都市住民が支えるだけでなく、中山間地に「住む」ことを政策として誘導するかどうか(あるいはまだ議論していませんが外国人をたくさんいれるかどうか)、食料自給率をどうするか次第で大きく変わるだろうと議論しています。その際、「陸の孤島」(全部の集落地域を高速道路で都市から結ぶ必要はなく、船と飛行機のほうが合理的。能登地震でも空港が先に復旧した)などと私は意見しています。