横浜国大海センター主催シンポジウムのお礼

Date: Wed, 10 Dec 2008 12:01:07 +0900
 昨日は横浜国大海センター主催シンポジウムでパネル討論司会を務めました。その際、日本の漁村があくまで漁民の合意に基づいてさまざまな資源保護措置をとり、近隣の漁民や異なる漁法間の調整を行ってきたこと、その上で政府の役割(漁民合意に法的お墨付きを与え、必要なら罰則措置を伴う管理を執行する)も浮き彫りになりました。研究者は地元と信頼関係を築き、地元が納得して反映できる意見を助言するという姿勢も強調されました。 私は、海洋基本法時代の統合的管理においては、漁業以外との調整においても、このようなやり方ができるのではないかと提案して、討論を終えました。
 聴衆は海にかかわる各分野の「大物」が集まる錚々たる顔ぶれで、110名が参加し、大変手ごたえがありました。講演者、パネリスト、司会を努められた中原教授ほか実行委員会のかたがた、懇親会の席で熱心に議論いただいた参加者の皆さんにお礼申し上げます。