Date: Wed, 30 Nov 2011 19:57:21 +0900
勝山訪問では来年5月の環境自治体会議の打ち合わせに加えて、市長ほか10名以上へのMAB計画の説明、地元BR地域、日本ジオパーク地域などの訪問など、過分の機会を与えていただき、ありがとうございました。白峰までご案内いただき、勝山との近さもわかりました。また、教育委員会【】、小学校教員【】を始め、地元の熱意あるかたがたとの懇談の場を設けていただき、ありがとうございました。
4月に赴任されたばかりだというのに、前園さんが地元の環境教育にしっかりした根を生やしつつあることがよくわかりました。ご指摘どおり、環境教育を義務教育の場で行うことはきわめて重要であり、MABに関係しては教育学と生態学の両方の専門知識を持つ人が教材を作り、教育を担うことが大切と思います。
前園さんが奄美大島龍郷町時代から培った才能が、それに応えるものであり、すでに勝山の学校教育ならびに東邦大学非常勤講師としての勝山市での実習を通じて、それを実践されていることがわかりました。下記の立教大学ESDセンターでの講演、国大からもぜひ参加させていただきます。【また、】ESDに生物多様性教材が足りないということは、国際的にもこの教材作りが必要とされていることを示唆します。
石川県立大の上田哲行教授のサイトにある赤とんぼが稲苗箱処理剤によって各地で激減している話、勝山では赤とんぼがたくさんいる話も象徴的でした。国立公園に隣接した県立公園での湿地復元の取り組み、国立公園拡張による小原集落の取り組み、恐竜博物館の敷地が山スキーも含めた自然観察コースになりえる話などは、BR移行地域を勝山に設定する場合に大いに参考になると思います。申し上げたとおり、個人的には、環境自治体会議、エコミュージアムや日本ジオパークなど、現在取り組まれていることを整理して説明すれば、十分にMAB計画の中に位置づけられると思います。BRの取り組みを進めるためにも、白山地区の関係行政機関等の協議の場が必要ですね。
なお、箱処理剤については、わがCOEメンバーである五箇公一さんから【も】情報をいただきました。
今後ともよろしくお願いします。