東京工業大学大学院講義レポート課題

11月10日(木) 17日(木)松田 裕之講師(横浜国立大学 環境情報研究院)「環境・生態リスク評価と意思決定」
レポート課題 環境行政(例:自然再生事業、さまざまな開発事業の環境影響評価)の合意形成には(自然)科学者が科学委員会(有識者検討会など)に招聘されて意見を述べることがある。その際の関わり方として、いくつかの考え方がある。
(1) 科学者も1市民であり、利害関係者である
(2) 科学者は利害関係者として意見を述べるべきではない。
(2a) 個人見解ではなく、個人の学説でもなく、専門家としてその学界での定説を紹介すべきである
(2b) 市民としての見解を述べる役割ではないが、論争中の見解については、個人の学説を述べてもかまわない。
(2c) 価値観を披露する役割ではなく、自然科学的見解に限って意見を言うべきである
これらの長所と短所、想定される問題点などを考え、自由に議論せよ。その際に、一つ以上の具体的事例(愛知万博、知床世界遺産、オオカミ再導入計画など)を各自調べ、その事例に基づいて議論せよ。
参考資料

WWFジャパン「生きている地球レポート2004