漁業者はエコツアーガイドになれる

Date: Thu, 28 Sep 2006 15:43:38 +0900
○○さま 皆様
 お返事ありがとうございました。 【】 
たいへん勇気付けられました。 地元の【エコツアーの】かたがたが、しっかりしたネットワークを作っていれば、きっとよい方向に向かうと思います。そこに漁業者が入っていらっしゃることは、多いに励みになります。科学委員会にいると、先日会った○○さん【】のような【漁業者の】姿が見えません。相手の顔と人柄が見えないと、頭だけで難題を言う確率が増えます。
 一度、利用適正化委員会も傍聴したほうがよさそうですね。登場人物の全貌が見えずに振舞うことは適切ではない。海域管理計画や河川WGで我々が何を言うか、【】漁業者にも知っていただきたいし、彼らの意見も伺いながら議論をしたいものです。
【ある漁業者は冬にエコツアーガイドをしているという・・・】これは私の望む姿にそいます。このようなかたがたが、持続可能な漁業とエコツアーを行い、同時に海洋環境に目配りしていただければ、うまくいくと思います。さらに理想を言えば、経済的に成功し、彼らが地元に根付き、科学者を雇い、研究所を作ることができれば、とてもよいと思います。
 時代とともに社会の価値観や政策が変わるということは当然のことです。ということは、今の政策や科学的知見が未来も正しいわけではないでしょう。
 最近、石垣島にも戦後までジュゴンがいたことがわかって、○○さんが骨を調べています。戦後食料難のときにたくさん食べていたらしい。
>【サケマス孵化放流事業は】「魚は自分たち人間もの」「卵さえ採れれば後は関係ない」 そういった、昔ながらの考えや名残りなのかもしれません。
 そうだとすれば、変わる必要があります。おそらく、生活している人は、豊かになれば自ずと変わると思います。【】
 知床の自然はまだ豊かであり、観光資源も潤沢です。うまくやれば、漁業も観光も、経済的に成功すると思います。【】私の行動とは無関係に、2008年の世界水産学会議を機に、日本でも大きな問題になっていくでしょう。