Date: Wed, 27 Oct 2010 08:26:12 +0900
重要な論点は以下の点だと思います。【】
- カワウは放置するとますます増えるのか、この程度で落ち着くのか(あるいは過密でCrashするか)
- カワウはアユ放流事業などの漁業に対して無視できない被害を与えているのか。そうでもないのか
- カワウを竹生島から追い払ったら他所に大規模コロニーを作るのか
- 自然植生の保全という点から見て、竹生島を守ればよいのか。近畿の個体数を下げるべきなのか
1と2については中央水研【】がまとめた報告書があります。【】1については周辺では増えているというなら、中心部の個体数密度が飽和していても、個体数は増え続けているのではないか? あの報告書に密度効果を示すグラフがあるが、最大コロニーである竹生島のデータが含まれていないのではないか。それを入れれば、全く違う図に見えるのではないかと言う質問です。2については、CPUEの図があるが、2000年代のデータがない。また縦軸の縮尺を拡大すれば、1980年代以後は減少しているように見えるが、実際のデータはどうなのかと言う質問です。
3については、おそらくすぐ隣【葛篭尾崎】に移る懸念があります。その場合、捕獲事業などはずっとやりにくくなるでしょう。
4については、【】ぜひご意見を伺いたい。
おそらく、それなりに共通認識が得られると思います。【】
また、竹生島にカワウ【は1950-70年代にはいなかった】が、それはカワウが激減していた時代で、他所にいたのではなく、絶滅寸前だったと思います。あの時代と同じように少なくてもよいとは思いません。そして、竹生島はそれ以前も含めた歴史的にカワウのコロニーだったと思います。竹生島の【ある人】が、「ものには程(ほど)というものがある。(カワウを)獲ってくれ」と仰ったのが印象的でした。地元の方も、竹生島からゼロにすべきとは仰らないと思います)