生物多様性国家戦略2012について

Date: Thu, 19 Apr 2012 09:14:07 +0900
私もヒアリングを受けましたが、意見はほとんど反映されていないようですね。特に次の意見はどうなったのか。
・愛知目標自体によれば、新戦略を2015年までにまとめるのが妥当。それは当然、愛知目標で2020年までに達成すべきと掲げたものを具体化したものとなる。今見直すのはその伏線ということでしょう。[COP10では改定した回数をほめられたが、改定回数もほどほどでよい]
・愛知目標自体の日本における取組の明確化(たとえば保護区の定義を明確にして数値目標を計算可能にする)とその世界への発信が必要。これは急いでも2015年までかかるでしょう。[今すぐできるかに読めますが。]
論点メモを見た感想
・リスク とか 規制科学 という用語がない。リテラシーを語るなら、まずそれでしょう。生態系サービスという功利主義的側面だけでなく、「自然は人知を超えた存在」ということも、震災の教訓のはずです。
・地域独自の取り組みと地域戦略の奨励(これは環境省も望んでいると思ったが)
・階層構造で企業を最後に書いているが、これは疑問。多国籍企業もあります(むしろ、地域から勝手に撤退しないで密着していただくことが大切。逆に、多国籍企業を誘致したり地場企業がその傘下に入るから良くも悪くも地域に世界標準が求められることもある。それをうまく活用する)