5.9ウッズホール海洋研究所「フクシマと海」報告

Date: Fri, 17 May 2013 09:54:12 +0900
今朝、標記ウッズホール海洋研究所(WHOI)行事(日本時間5.10早朝)の動画がサイトから公開されましたのでお知らせします。(前半=講演後半=パネル討論
 私の話はFukushima and the Ocean, Part 1 (1:35) : Woods Hole Oceanographic Institution前半の44分からです。【】
 会場は満員(100名弱)でした。動画が生中継されていたようです。Cape Cod地域だけでなく、近隣からも参加者がいたようです。近隣に原発が1基あり【】ました。
 議論の内容は、日本の類似の議論とそれほどは変わりませんでした。私が登場する行事だけかもしれませんが、低線量被曝を避ける「選択の自由」と同様に、被災地の食品を食べて支援する自由もあるのだと述べました。その後の議論では被曝だけでなくストレスなど総合的なリスクを避けるべきだとして「リスクトレードオフ」にも触れました。これは私だけではありませんでした。最後のパネル討論(後半の58分)で、私は「科学者というのは、いつもある政治勢力に同調するとは限らない。それが真の科学者である。私は長らく原発に反対だったが、低線量被曝リスクを過大評価することを脱原発の理由にすることには反対だ。そのリスクが低いと分かれば逆効果になるだろう。不都合な真実は産業側だけでなく、すべての人に存在する」と述べました。他のパネリストに対してと同様に、皆さん拍手していただきました。
 当日、WHOIの機関紙Oceanusの特集「フクシマと海」(日英対訳版【、各トピックごとに日本語訳サイトが参照できます】)が参加者に配布されました。【】