9.28横浜国大公開コロキアム「減る魚、増える海獣」

2013.8.5 5:13
標記行事を以下のように開催します。参加、宣伝よろしくお願いします。環境省、水研、環境団体、ジャーナリストの話を一度に聞くチャンスです。

【そういえば、今朝のTBS系テレビでゼニガタアザラシが報道されたようですね。】

減る水産物、増える海獣−絶滅危惧の水産生物と持続可能な漁業−

主催: 横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター
後援: 日本水産学会、日本生態学会WWFジャパン、水産資源・海域環境保全研究会ほか(予定)
日程: 平成25年9月28日(土) 13時30分〜17時
場所: 横浜国立大学教育文化ホール大集会室 (交通案内)
参加希望者は下記の主催者まで「9.28公開コロキアム参加希望」と書いて、お名前、ご所属、連絡先(eメールまたはFaxまたはご住所)をお早めにお知らせください。

趣旨:2010年生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の際に、2020年までの戦略課題(愛知目標)が合意された。その中に、過剰漁獲 を避け、絶滅危惧種に対する漁業の深刻な影響を無くすこと(目標6)、既知の絶滅危惧種の絶滅を防止する。とくに減少している種の保全状況を改善 する(目標12)がある。日本では一部の海産生物以外は絶滅危惧種一覧(レッドリスト)の評価を行っていなかったが、COP10を機に海産生物レッドリストを定めることになった。2013年2月にはニホンウナギ環境省レッドリストに 掲載され た。他方、かつて絶滅の危機にあったトドは、2012年の環境省レッドリストでは準絶滅危惧種に格下げとなった。他方、2013年7月のIUCNレッドリストにマナマコなどが新たに登録された。近年の水産生物と海獣類の保全状況、レッドリスト掲載のワシントン条約と漁業への影響をおさらいし、海の自然と人類の未来について考える。

プログラム(案) 各15分 

ニホンウナギの絶滅リスク: 松田裕之(横浜国大)
世界のクロマグロワシントン条約: 山内愛子(WWFジャパン)
急成長する中国のナマコ市場と日本産マナマコの生産: 廣田将仁(中央水研)
ゼニガタアザラシの保護管理: 山本麻衣(環境省
ラッコ来遊、もうひとつの背景: 本間浩昭(毎日新聞
絶滅危惧種から外れたトドの未来: 山村織生(北水研)
危機に瀕するIWC国際捕鯨委員会の管理機能: 加藤秀弘(海洋大)

休憩 (13時より17時までポスター展示) 15分
パネル討論(90分) 水産物レッドリストの役割

上記に関連するポスター展示を募集します。(12名様に限らせていただきます)。お申し込みは下記主催者まで。