Date: Tue, 10 Oct 2006 19:17:01 +0900
昨日、能登半島で里山里海学校解説記念討論会がありました。
柳哲郎さんが里海論を展開していましたが、私は里山とはだいぶ違うという(Mさんの)指摘に賛成です。
ただ、人間が関与して生産性があがることがあるというのはそのとおりだし、それを目指してよいと思います。共通点もかなりあると思いますが、 湯本貴和さんのいうような 里 村 山 森 の同心円構造のようなものが海にあるとは思わないし、放置したから鹿やカモシカが増え、熊と猿が人里を荒らすというのと、 海の状況はかなり違うと思います(鰭脚類が増えているとしても)
また、湿地性の絶滅危惧種が日本の水田域に残されていたというのに対応する里海の状況があるようには、まだ思えません。
でも、里海という言葉は、里山と別に定義するならば、よいのかもしれません。