里山保全論への疑問

Date: Sat, 31 Mar 2007 10:46:45 +0900
 私自身が心配するのは、中山間地の放棄の影響です。生物多様性国家戦略では放棄すると自然が荒れるという側面ばかり書いてありますが、数十年という尺度でみれば、自然(二次林)は回復するはずです。下手に中山間地の里山を維持し続けるのが果たしてよいことかどうか、吟味してみたい。里山は生活に必要な場所だったのであって、自然を守るために里山があったのではありません。無理に守ろうとする価値があるのか。意識ある都会人が守る里山は当然必要ですが、どちらにしろ、全部を守ることは出来ないでしょう。