2010-01-01から1年間の記事一覧

生態学会公開講演会の議論

Date: Fri, 2 Apr 2010 10:14:03 +0900 メールありがとうございました。3月20日の生態学会公開講演会にいらしてくださったとは、気づかずに失礼しました。 当日、最初に話した矢原さんは「身近の生物の種名を知る」「それを利用する」「子供の頃に体験する」…

MABと里山里海

Date: Thu, 1 Apr 2010 16:15:44 +0900 CoP10のSideEventとして、【】MAB・ESDを取り上げるよう申請してます。 【】Satoyama Initiative(SI)をCoP10の目玉にしようとしていますが、二次的自然の持続的利用を図る国際的な取り組みはすでにあり、それがMABで…

求む 研究室秘書業務 (4.14 見つかりました)

Date: Wed, 31 Mar 2010 09:36:03 +0900 週二日ほど私の研究室の秘書業務をされるかたを探しています(時間雇用、任期は1年ごと)。 消耗品等の発注、研究室会計、出張書類処理、学生アルバイトの謝金管理など 可能ならば英語でのメールのやり取りなど 松田…

マツケン【松田研究室】の皆様

Date: Mon, 29 Mar 2010 08:22:50 +0900 また徹夜になってしまいました。 皆さん、ありがとうございました。卒業された方々(私が連絡先を知らず、年賀メールを出していない人もいました)も来て頂いて、うれしかったです。 「よい上司は部下が褒めて育てる…

今にして価値ある日本生態学会の保全論争

Date: Sun, 28 Mar 2010 17:50:45 +0900 生態学会で昔闘わされた議論を思い出しました。 生態学会釧路大会のシンポジウムでも似たようなことを言われたが、ある人文社会科学者から下記の指摘を受けた。皆さんにもお伝えしたい。 今までは、「環境」を標榜す…

CBD CoP10 事前会議 松田の意見

Date: Sat, 27 Mar 2010 12:52:39 +0900 3・21−22まで名古屋大学で生物多様性条約(CBD)締約国会議(CoP10)事前会議が開催されました。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12144 環境省の案内 http://www.47news.jp/CN/201003/CN20100323010…

生物多様性条約CoP10事前会議を終えて

Date: Fri, 26 Mar 2010 08:01:30 +0900 今回、遅ればせながら環境条約の政治科学が判った気がしました。 丸々1週間【23日は知床会議で釧路】上記会議に付き合ってわかったこと。CBDなどで主導権を持つ科学者は ほとんど現場の自然保護にかかわらない。CITES…

クロマグロの報道

大西洋クロマグロがCITESに掲載されそうだ。今までは、この手の話題ならば私に意見を求める報道が多かった。しかし、今回はそうではない。マグロの完全養殖は、将来への期待はともかく、数年以内の喫緊の解にはならないだろう。大西洋クロマグロの掲載の是非…

クロマグロ完全養殖とワシントン条約?

Date: Fri, 12 Mar 2010 05:59:43 +0900 昨日の毎日新聞夕刊のクロマグロの記事http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/03/11/20100311k0000e040055000c.html を読みましたか?【】環境の視点が全くない記事でした。 クロマグロの完全養殖は、すぐに(1…

3/17生態学会大会「MAB」シンポジウムのお知らせ

Date 2010年03月07日(日) 16:52:45 生物多様性条約COP10まであと半年と迫りました。3.17生態学会での表記シンポジウムへの参加を呼びかけます。 気候変動枠組み条約(COP15)では先進国と途上国の対立が浮き彫りになりました。私は、COP10もその二の舞に…

COP10数値目標のおしゃべり

Date: Mon, 1 Mar 2010 13:47:32 +0900 私の予想では、COP10の結末はCOP15と同じで、事実上の決裂です。 関係者の議論は途上国はRealistic、先進国(日本も含めて!)Ambitiousといわれて、この二つが対立物のように議論されています。【COP10の議論で】もAm…

上坂伸宏さんを偲ぶ

Date: Sun, 28 Feb 2010 15:47:04 +0900 上坂先生のご遺体は、思ったよりは安らかな顔をしていました。 霊安室に行ってから、【京大理学部寺本研関係者らと】上野で上坂さんにかかわる昔話に花を咲かせました。久しぶりに、Sengagi Forum of Lifeのあとの懇…

戦略環境評価について

Date: Fri, 26 Feb 2010 02:49:03 +0900 ご無沙汰しています。環境影響評価法も見直しの時期になり、いよいよ、戦略的環境影響評価(SEA)が採用されそうですね。私としては、愛知万博(1999年法施行時)にも提案した、定量的評価(あのとき具体的に提案した…

日本の生態系サービスと人間の福利

Date: Thu, 18 Feb 2010 10:36:58 +0900 石油と海外の生態系サービス(ES)の収奪に永久に依存できるなら、現在の人間の福利HWBも悪くとはいえないと私は思います。ESとHWBの関係はミレニアム生態系評価(MA)で論じるべきだが、前者(石油)はどう論じれば…

日本の生物多様性喪失速度は加速しているのか?

Date: Thu, 18 Feb 2010 17:40:24 +0900 昨日の環境省生物多様性総合評価検討委員会で 場違いだったのは私のほうだったようです。お邪魔しました。私の周囲では私のスタンスを支持していただいている方が多いと思いますが、あの場では違いましたね。私が退場…

ワシントン条約の大西洋クロマグロの分析について

大西洋クロマグロ問題で、FAO諮問委員会の議論を聞いて仰天しました。乱獲前の資源量を100-1200万トンと推定したらしい。乱獲時代(1970年まで)全体の累積漁獲量は52万トンであり、1970年には30万トンと推定されている。これが本当なら、クロマグロの激減の…

生物多様性条約の2020年目標について

Date: Wed, 17 Feb 2010 17:00:29 +0900 Post2010目標で、2020年頃に生物多様性喪失が底を打ち、2050年には上向きになっていると言う図がありました。あの図では、2010年には生物多様性喪失はすでに減速しているように見え【る図をみ】ました。それならば、2…

サンマの論文、学会論文賞に感謝

Date: Fri, 12 Feb 2010 23:12:58 +0900 私の院生だった小山田誠一さんが出した下記の論文が日本水産学会論文賞を受賞しました。(関係者に感謝) [A86] Oyamada S, Ueno Y, Makino M, Kotani K, Matsuda H (2009) Bioeconomic assessment of size separator…

近刊『環境倫理学』オビ文案

Date: Mon, 12 Oct 2009 12:55:56 +0900 ご期待に沿える内容かどうか分かりませんが、末尾に書きました。さすがに、50字と言うのはかなりきついですね。言葉足らずにならざるを得ず、明確なメッセジであることを重視するとなると、さらにつらい。 なお、鬼…

水産総研センターの人事公募

Date: Sun, 07 Feb 2010 11:10:07 +0900下記に水産総合研究センターの人事公募が載っています。 http://www.fra.affrc.go.jp/saiyo/ http://www.fra.affrc.go.jp/saiyo/22kenkyu220501.pdf たとえば、水産資源となれば、個体群生態学、数理統計関係の人材は…

大仁田厚さんのファイアーとは

たまにはくだらないブログでご勘弁 彼が議員に初当選したときFireを連発していた。彼は英語のFireに「首切り」の意味があることを知らないのだろうか?「発射」の意味があることはたぶん承知の上だろう。格闘家としてはともかく。議員としては危ない意味がい…

COP10数値目標のおしゃべり

Date: Mon, 1 Mar 2010 13:47:32 +0900 私の予想では、COP10の結末はCOP15と同じで、事実上の決裂です。 関係者の議論は途上国はRealistic、先進国(日本も含めて!)Ambitiousといわれて、この二つが対立物のように議論されています。【COP10の議論で】もAm…

野生鳥獣の「安楽」殺処分とは

Date: Thu, 28 Jan 2010 08:13:04 +0900 安楽死という言葉は、微妙に使い分けられているようです。 「特定外来生物被害防止基本方針」では“捕獲個体をやむを得ず殺処分しなければならい場合には、できる限り苦痛を与えない適切な方法で行うものとする。”とは…

今のPDは我々の時代のPDより厳しい

Date: Wed, 27 Jan 2010 09:22:30 +0900 われわれが学生のころは、進学塾(予備校)などで副業をして、35歳くらいで研究者の道をあきらめても何とかなりました(東大や京大の場合)。今のPDはそれより厳しい。(非常勤講師以外兼業禁止の)学振PD以外の人に副…

2/10 横浜国大 公開講演会 佐竹暁子氏

生態リスクCOE第40回公開講演会 開催日時: 2010年2月10日(水) 13:00〜15:00 開催場所: 横浜国立大学 環境情報3号棟101室 アクセスは下記のURLを参考にして下さい。 (http://www.ynu.ac.jp/access/acc_index.html)http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2010…

2/3 生態リスクCOE 横浜国大公開講演会のお知らせ

Date: Mon, 25 Jan 2010 19:18:22 +0900 横浜国大では下記のように第39回公開講演会を開催します。なお、Anderson教授は東京大学に招かれ、2月1日に東大のシンポジウムでもITQに関する講演を行います http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2010/100203COE.pdf …

屋久島におけるMABの役割

Date: Sat, 16 Jan 2010 08:29:28 +0900 ユネスコMAB計画について、http://risk.kan.ynu.ac.jp/gcoe/MAB.html はごらんいただけましたか?その中で日本語の資料としては、http://risk.kan.ynu.ac.jp/gcoe/090509WhatIsMAB.pdfをごらんいただければ幸いです。…

素朴な疑問 Wildlife Managementの定義

Date: Mon, 11 Jan 2010 16:18:18 +0900 ご多忙中ごめんなさい。素朴な疑問です 野生動物保護管理 (Wildlife Management)の定義を見ると、多くは「持続的な利用のため・・・」などと書いてあるようです。たとえば宇都宮大のシラバスでは「野生鳥獣の保護管…

1.14-15 統合的沿岸域管理 国際研討会

Date: Thu, 7 Jan 2010 08:15:51 +0900 【】以下の要領で、「アジアにおける生物多様性保全のための統合的沿岸域管理」についての国際シンポジウムを開きます。多くの関心のある方のご参加をお待ちしています。参加希望者は、事前にお申し込みをお願いします…