保全

ダーウィンの悪夢

Date: Sat, 20 Jan 2007 11:31:54 +0900 「ダーウィンの悪夢」、観たことはないが、検索してみると、青山貞一氏の批評がありました。この映画をべたほめですね。しかし、【私の周囲では】かなり異論がありました。この映画は、アフリカの人自体は見たくない…

植物レッドリスト、増加を組み込んだシミュレーション結果

Date: Tue, 9 May 2006 21:35:37 +0900 2)ランクダウンした種の多くは、草本で、なおかつ草原性や湿地性のものが多いです個体数推移表を見ると、減少もしているが、増加したメッシュもある(変動が大きい?) 3)ランクダウンした種のうち、個体数推移表…

四国におけるツキノワグマの絶滅確率について

Date: Fri, 29 Dec 2006 12:51:00 +0900 ツキノワグマの絶滅確率ということでしたら、(1)過去に何頭いたか,(2)生命表データ、(3)現在の推定頭数などが知りたいです。学術的(生態学者の調査による)データは必須ではありません。ほとんどのRDB種は…

徳山ダムの試験堪水

Date: Thu, 28 Sep 2006 15:43:38 +0900 ○○さま 今日も、今までダム水源地会議の委員会でした。 座長、副座長、猛禽委員長もみな、9月25日に試験堪水が始まった徳山ダムがどうなっているかを気にしていました。行動域が水没する9番への影響は少ないという予…

石西礁湖自然再生事業の予算措置

Date: Wed, 15 Nov 2006 11:05:42 +0900 石垣の○○様 c皆さん 昨日はお邪魔しました。あまりお役に立たなかったかもしれませんが、【】少しわかりかけてきました。 自然再生推進調査支援専門委員会は自然再生協議会が依頼した有識者会議ではない(ただし有識…

11.4野鳥の会「風発国際シンポジウム」に参加して

「11.4風力発電施設が鳥類に与える影響に関する国際シンポジウム」に参加した。野鳥の会は1羽たりとも鳥が風発に衝突するのはいけないと主張しているかと思ったが、どうも、力点は環境影響評価を適切に行えという主張に移ってきたように思う。これは異論がな…

外来生物の根絶は割に合うのか?

Date: Sat, 28 Oct 2006 11:31:32 +0900 ○○様 皆様 根絶が最適になる条件としては、・・・いくつかあると考えています。ただ、それらが現実的かどうかは議論の余地があるでしょう。ここは、心配していたところなのですが 研究サイドとしては、これほどよいテ…

愛知万博跡地のその後

Date: Sun, 29 Oct 2006 10:32:47 +0900 Dear D.B. Cc xxxx Thank you for email from Greece. As you wrote, I do not know well about the present condition of Kaisho Forest.NURAD Project at Kaisho was definitely cancelled in 2000. But I am unsur…

環境コンサルタントの役割

Date: Fri, 13 Oct 2006 12:32:45 +0900 ○○さん ありがとうございます。○○さんに宜しくお伝えください。 多くのコンサルがさまざまな制約がありながらも、環境について新たな仕掛けを作りたいという意欲を持っていることは、池袋勉強会を見ればよくわかりま…

シカを食べるのは残酷か?

Date: Tue, 10 Oct 2006 09:25:02 +0900【一部加筆】 ○○さん c○○先生 しかし、数をコントロールするために、殺して、鹿肉として食べてしまう、熊の肝を薬に使うというのも残酷な気がします。「里山」における野生動物に対する倫理観の整理も必要かな、と感…

プランクトンベントス学会公開シンポジウム

Date: Tue, 3 Oct 2006 10:25:18 +0900 ○○さんへ どんなお役に立てるのかが不安でしたが、それなりに総合討論が盛り上がり、よかったです。○○さんは、言いたいことがおそらくもっとあったでしょう。 今、横国大でMillennium Ecosystem Assessment (Synthesis…

遠音別川のカラフトマスにショック

Date: Wed, 27 Sep 2006 07:57:28 +0900 ○○様 c○○様、○○様 ○○様 先日東京農大網走に行ったとき、 【世界遺産登録地からは外れているそうですが】遠音別川 のサケ(カラフトマス)の遡上群を見ることができました。(写真は東京農大金岩稔さん撮影。掲載許可…

荒川太郎衛門の漁業者とくぬぎ山の民有林

Date: Mon, 11 Sep 2006 20:34:54 +0900 ○○様 >川を行き来する魚は、アユに限った話ではありません。 これは国交省のサイトにも説明されています。漁業資源だけでもないと。 ちゃんと意識すれば、【アユの遡上機会確保も】太郎衛門の事業計画に十分反映でき…

予防原則の説明無責任

Date: Mon, 4 Sep 2006 10:54:22 +0900 ○○さん 先日、ある人々と飲んだのですが、そのときに「予防原則でいったんとめたもので、後になって大丈夫だとわかって規制を撤廃するものがあってもよい。むしろ、ないほうがおかしいのではないか」と私が言いました…

妥協は絶対にいけないのか

Date: Sat, 2 Sep 2006 11:16:53 +0900 ○○さん いいですね。こんな理解ある事業者はそうはいませんよ。事業ができるなら誠意を尽くす。もちろん本当に影響が大きければ事業自体が批判され、保護団体と対立の構図になるでしょうが、私はそんなに事業の影響が…

「自然との共生」とは

Date: Thu, 24 Aug 2006 10:28:34 +0900 ○○先生 「自然との共生」というのは新・生物多様性国家戦略などでも言われていますが、科学的には明らかに不適当な用語だと思います(使っている人はそういいませんけれど)。海外でも使われないでしょう。それは、科…

森林・林業基本計画と新・生物多様性国家戦略

Date: Mon, 21 Aug 2006 14:22:21 +0900 ○○さま 皆様 現在横浜国大では、COEの最終成果の一つとして生態リスクの教科書と、ミレニアム生態系評価のSynthesisを翻訳中です(今年度中に出版予定)。 その教科書の中で、新国家戦略についても紹介するのですが、…

地方版RDBの一覧サイト

Date: Sat, 19 Aug 2006 11:32:11 +0900 勉強会各位 地方版RDBの一覧サイトを探しています。電網検索すると各県のサイトはそれなりに見つかりますが、地方版RDBにリンクを張ったようなサイトはないでしょうか?Date: Sat, 19 Aug 2006 13:18:03 +0900 ○○さま…

自然再生と順応的管理の鉄則

Date: Fri, 18 Aug 2006 11:49:51 +0900 ○○委員会の 皆様 財団法人 リバーフロント整備センター「川の自然再生」セミナー 第4回順応的管理の技術と方法 9月12日 10:10-11:10 発明会館 で講演します。 「順応的管理の考え方」松田裕之 講演要旨案*1。ご参考ま…

環境に悪影響が一切でない風力発電とは

Date: Sat, 5 Aug 2006 09:36:35 +0900 ○○様 早速感謝 【ある風発予定地の傍に渡り鳥の重要な越冬地があるという点について】 ありがとうございます。まず、この認識は事業者も共有すべきでしょう。 当たる数によりますが、ここの越冬集団の存続にかかわるほ…

保全生態学研究

Date: Mon, 9 Jan 2006 17:42:16 +0900 保全誌編集長は疲れます。学問的な校閲意見だけでなく、政治的な主張に対する校閲をすることが多々あります。私から見て、とても科学的な見解とは思えない主張がありますが、著者は科学的だと思っているので価値観を裁…

植物レッドリストについて

Date: Sat, 15 Jul 2006 07:14:33 +0900 ○○さん、皆さん 情報ありがとうございます。 【RDB種を減らすには、調査精度というか生育地の情報をより多く収集することが効果的という指摘に対して】 はい。今回の調査で自生地がたくさんみつかったRDB植物種はかな…

レッドデータ見直しについて

Date: Mon, 10 Jul 2006 15:33:43 +0900 ○○さま、皆様 ご意見ありがとうございました。 まず最初にお断りしておきますが、私自身はRDB種はもっと少ないほうがよいと思っていますし、計算方法の工夫次第でそれは(2000年RDBのときにも)可能だったと思います…

社会学、政治学、倫理学の役割

Date: Tue, 4 Jul 2006 03:59:48 +0900 皆さん (時差ぼけを直していない松田です) 【滋賀県知事選挙で】嘉田由紀子さん、勝ちましたね。7.1の○○会議では誰もそうは【予想して】いなかった。○○さんのご多忙も、選挙までという思惑は外れてしまいそうです…

自然保護の根拠

Date: Sun, 2 Jul 2006 06:03:08 +0900 皆様 米国から帰国後、深夜のワールドカップを見ていると、全く時差が直りません。 昨日の議論で言い足りなかったことを補足させていただきます。 R.Axelrod著Harnessing Complexity に書いてある通り、複雑適応系を生…

アイスランド=自然破壊の跡

NYからアイスランドは知人がいない旅だ。Island Airの6月の映画は、往路は英語でForest Gump、古い映画だが、これは見てよかった。帰りの映画はFailure to launchという娯楽もの。これはつまらなかった。酒は有料だし、帰りは食事が1回きりだ。 レイキャビ…

日本の自然が豊かなことを、我々の先祖に感謝する

Date: Sun, 25 Jun 2006 04:47:08 -0400 Hi... I am also shocked by human impact on Iceland ecosystems, despite of a very sparce population density. I must acknowledge Japanese ancestors because Japan has a pretty high population density, few…

アイスランド紀行

2006年6月18日−23日 アイスランドの旅が終わった。一言で言えば、人間の自然破壊の重みを痛感した。この不毛な大地は、8世紀頃に入植するまでは、25%がBirch(樺)林だったのだ。10万km2にわずか5万人しかいなかったのに、これだけ不毛の地になるとは。空港…

環境団体の力は、今より強くないほうがよいかもしれない

Date: Mon, 19 Jun 2006 07:28:58 +0100 ○○さん 皆さん ・・・ はい。海上投機も問題ですが、残飯も問題です。まぁ、クジラは残さないかな。 【報道陣に】ぜひ、国連海洋法条約の会議にも来るようお伝えください。なんでもありです。日本なら供応に当たるよ…

生態系の健全性integrityについて

Date: Sun, 4 Jun 2006 11:15:03 +0900 ○○さん、 お返事感謝 (松田研各位にも転送します) ○○さんの提案した「健全性指数」について、○○君曰く この研究に対する、私の考えをお伝えいたします。 結論から言えば、 この研究でいう健全性は、 少なくとも、万…